「蹴りたい背中」を読んで自分の読解力の無さに気づいた話

バイト代を使い果たした夏休み、せっかくkindleも買ったのに肝心の本が買えないでいます(´・ω・`)

「本が読みたいのに・・・」と思っていたところで部屋の隅に何年も並べてあった「蹴りたい背中」が目に入りました。子供の頃から家のどこかにあった本、ママに「これ読みな〜」って言われてもなぜか頑なに読まなかった本。

ついに読む時がきたのです。

  

蹴りたい背中 (河出文庫)

蹴りたい背中 (河出文庫)

 

 

あらすじ

ハツはクラスのメンバーに溶け込めないでいるが、そのメンバーを見下し、自分を正当化して毎日を過ごしている。

唯一の中学時代からの友達・キヨさえも見下して上手く接することができなくなる。

そんなある日、ふとしたことがきっかけで、クラスメイトの男子のにな川が気になる存在となる。

同じようにクラスの誰ともつるまず、いつも1人でいるにな川。

ハツは声をかけてくれるにな川に、何かと惹かれていく。

しかしにな川は、あるファッションモデルを追いかけている極度なオタクであることが分かった。

ハツは、にな川のことを知れば知るほど、これまで感じたことのない「蹴りたい」という感情が芽生えていく・・・。

 

 

自分の経験も振り返らせる

 

 

そんな蹴りたい背中を読んだ率直な感想は、「よく分かんないけど学生時代の苦い経験を思い出した。」

 

ハツが試食のコーンフレークをボリボリ食べるシーンを読んで思い出した。

近所のスーパーで試食のソーセージを食べ続ける私。夕飯前のバジル味付きのソーセージは美味しくて手が止まらなかった・・・。

15個ぐらい食べたんじゃないかな〜。笑

そんで、配ってるおばさんの怪訝そうな目を見るまで迷惑なことしてるって小学生の私は気づかなかったんだ(T-T)

それでいきなり犯罪者になったみたいな気分でその場から逃げ出した。笑

 

 

ってな感じで(ハツほどひねくれてはいないと思うけど)、不器用に成長してきた自分を思い出してた。

 

 

過去の自分に照らし合わせてしみじみする本かぁ(*゚▽゚*)

 

 

と思ってましたが・・・・!!!!

 

調べてみたらちょっと違ったようで・・・。

 

タイトルでもある「背中を蹴る」という行為に意味があったようです。

 

背中を蹴った理由はにな川を自分と照らし合わせていたから、とか、蹴ることで自分にも喝を入れていた、とか。

とにかく深層心理を読み取ることがテーマみたいです。。

(私の読解力が低いことにショック、、)

 

 

 私はタイトルを大無視してたので

背中を蹴りたくて興奮するなんて、

「変な趣味だなぁ・・・」

ぐらいにしか思っていませんでした・・・

 

 

これからはタイトルは重要ということを覚えて本を読もうと思います。笑

 みなさんタイトルは大事ですよ〜!(当たり前)