人格が変わる!?「嫌われる勇気」のまとめ・感想
先日親しい人から
「えみち最近いいね、前より自分の意見を言うようになった」
と言われました。
実は、自分が前より前向きになったのを薄々感じてはいました。
まさかちょっと前に読んだあの本のおかげ・・・!?!?!?
(なんか変な広告みたいですね、すいません笑)
変化のすべてが「嫌われる勇気」を読んだ結果だとは言いませんが、ネガティブな考えをしそうな時に
この本の内容を思い出している自分がいるんです。気持ちが少し楽になるんです。
私的な意見ではありますが、こんな方がこの本による影響が大きいかと思います。
↓
- 自分に自信が持てない
- 自意識過剰
- みんなに好かれようとしている
- 行動力がない
- 他人は敵だと思っている
ひとつでも当てはまる人は、読む価値アリだと思います!
ちなみに私はブルーな時期だと4.5個ぐらい当てはまっちゃう人です(-_-;)
今回は「嫌われる勇気」の要点と、心に残ったことを書いていきます!
ネタバレ注意!
アドラー心理学の教え
この本を読むにあたって避けて通れないのが、「アドラー心理学」というもの。
正直、理解はできても全てに納得はなかなかできない人もいるかもしれません。
特に印象に残った内容を2つだけ紹介しようと思います。
1. 人の行動は原因論ではなく、目的論に基づいている
説明
(原因論=トラウマのせいで○○○ができない
目的論=何かのために○○○をしない)
これは衝撃でした。
だって、とっさにしてしまったことも目的を持ってやったと言うから!(例えば、ウェイターが間違って自分に飲み物をこぼした時、声を荒げたのは怒ったから、ではなく、怒るためまたはストレス解消のためである。)
トラウマを否定した部分は個人的に納得できましたが、反射とも言える行動も変えられるというのは納得するのに時間がかかりました。
しかし確かに、常に「イライラを解消したい」という目的ではなく「周りに迷惑をかけない」とかいう目的を持っていれば、とっさに声をあげたりはしなくなりそうですね。
☆原因ではなく目的に注目して前に進もうというのがアドラー心理学のねらい。
2. 全ての悩みは対人関係の悩みである
説明
(対人関係の悩みとは、他者が解決すべき課題に足を踏み入れることによって引き起こされます。
たとえばある女の子が友人に、「あなたもお見合いしなさいよ」と促します。この時、お見合いに行くかどうかは友人の課題です。にもかかわらず女の子が口出しするのは他者の課題に足を踏み入れたことになります。)
私は実は、小さいころから人より背が高いことをいつも気にしていました。
女性ですが178cmあるんです。笑 (衝撃の事実)
「人にどう思われるだろう?」と出かける時はつねに気にしていました。
しかしアドラー心理学によると、他者が「背の高い女性」をどう思うかはその人たちの課題であり、私が足を踏み入れることではないのです。
身長関連の話をすると、
本の中の「哲人」という登場人物は、男性で155cmだということをかつては気にしていたと言います。
しかしある時、「人をくつろがせられるじゃないか(小さいから話し相手が萎縮しなくてすむじゃん)」と言われて、自分の身長を良く思えるようになったとか。
要は、捉え方しだいっってことです!
私は、前と比べて嘘のように身長が気にならなくなりました。
目立ちたくても目立てない人がたくさん世の中にいる中、私はタダ目立ちできてるんですよ!(゚∀゚)
☆自分の課題だけを解決し、他者の課題に悩む必要はないということ。(他人の自分への評価は他人に任せておけばいい)
まとめると
原因ではなく目的に重視をおく、そして自分は自分の課題だけに取り組む。
この他にも、「劣等感を使って理想に向かっていく」「他者に嫌われる勇気をもって自分らしく自由に生きる」「周りのひとは敵ではなく仲間」など、たくさんのアドラー心理学の教えが紹介されています。
理解するのとは別に、納得&実践していくのは簡単ではない。
しかし私がそうだったように、読み終わったら少し気が楽になった〜という人は多いはず!
ぶっちゃけポイント
- アドラー心理学の全てを信じようとか、全てを実践しようなど宗教じみたことはしなくても、何かを感じ取れれば十分。
- ひとつ納得できる部分を発見できるだけでも大きな違いがでる。
- 何か失敗しても、「私への評価は他者の課題だから」と割り切ることが前よりもできるようになった。
- 嫌われることを前よりも恐れなくなった。
- 完璧な人などいないのだ。
影響が大きかった本なので、長くなってしまいました!
最後まで読んでくれちゃってありがとうございます╰(*´︶`*)╯♡
警察が殺人犯を野放しにする理由とは!?闇が深すぎる「殺人犯はそこにいる」感想!
こないだほろ酔いで本屋に寄った時に、
たまたま手に取った本が「殺人犯はそこにいる」でした。
買った理由はカバーが面白かったから!
買った時はなんと題名さえ見ていませんでした・・・。
ただ、読み進めていくうちに「これは、なるべく多くの人に読んでほしい」と心の底から思ったので、題名は必然的に覚えることに。
内容・あらすじ
※すべて実話です※
著者であるジャーナリストの清水潔さまは、まず半径10キロ以内で起きた過去5件の幼女殺害事件に何らかの関係性があるのではないかと仮定します。
調べていくと、5件すべて同じ人による犯行だと彼は確信します。
しかしここで問題となるのがあの、足利事件!
なぜか、4件目(足利事件)の事件だけ解決しているのです。しかも4件目の犯人とされていた菅家さんは他の4つの事件とは何も関係ないとされている―――。
さらに調べていくと、菅家さんが逮捕された証拠は矛盾だらけ。
菅家さんは冤罪なのではないか・・・!?という疑問が出てきます。
報道する立場であるジャーナリストが自ら徹底的に調査していき、真犯人をつきとめていく様子が描かれています。
(菅家さんは2009年に無実が証明されました。)
※ここからネタバレ注意!※
本当の敵は誰なのか・・・?
菅家さんの無罪も決まり、
「あとは真犯人を追うだけでしょ?ジャーナリストの清水潔さんはすでに犯人を特定してるし、警察にその証拠も提供してるんだから・・・。」
と、誰もが思いますが・・・
現状はそうシンプルではありません、悲しいことに( ;∀;)
本を読むと、「真犯人を見つけること」よりも、「警察(と、検察)に間違いを認めさせること」の苦労がはるかに大きいことがよく分かるのです。
悪いのは間違いなく、罪のない女の子たちを殺した犯人なのですが、
警察自身が2次被害、3次被害を作り出してどうするんだ・・・と思わざるを得ない内容でした。
菅家さんは貴重な17年を奪われました。
そして、無罪になった今でも「本当は犯人だろ」と白い目で見られると言います。警察は追い詰められ逃げ場がなくなるまで謝罪はしませんでした。
他の冤罪死刑者を出していまった中、間違いを認めるわけにはいかない検察は長い間DNA再検査を行わず、菅家さんの両親は他界してしまいました。
そう、第2の敵は警察&検察なのではないかと・・・。。。
なんか、書いてて怖くなっちゃいました(+_+)
やっぱり凄いのはジャーナリストの清水潔さま
みなさまもお気づきかと思いますが・・・
私の著者への尊敬は半端ないです!笑
徹底した調査、報道者としての姿勢、偏見のなさ(事実に忠実)・・・
報道者なのに真犯人つきとめちゃうの!???ってツッコミたくなる。
清水さんが出演してるTV番組やラジオを視聴してみましたが、とても落ち着きのある人でした。
私だったら「俺は犯人知っているぞおおおう」って言いふらしたくなりますが、
あの忍耐力があってこその結果がこれなんだろうなと思います。
真犯人、いつか捕まえてほしいです。
映画ポケモン「君に決めた!」、空想の世界?感想
今月公開されたポケモン映画、「君に決めた!」を、
本日やっと見に行くことが出来ました!
ピカチュウとの出会いや、初代のポケモンが出てくるということで
私のように、絶対見にいかなきゃ!と思った大人も多いのではないでしょうか。
映画を楽しみにする反面、
原作をめちゃくちゃにされるんじゃないか・・・
と、不安もありました。なぜなら、
原作アニメでは、映画の主要キャラクターのマコトとソウジと出会った描写は一切無いし、ホウオウとも戦っていない!
初代ポケモンを見てた人なら誰でも疑問に思う点の解釈と、個人的な感想をまとめました!
ネタバレ注意!!
映画での出来事は本当にあったこと?
映画内のストーリーのとらえ方は二通りあると思います。
ひとつめは、サトシが「もしホウオウを追いかけていたら?」という空想のパターン。
つまり、アニメ版とは全く別の、ifの世界ですね。
ふたつめは、アニメではホウオウを追いかける描写がなかっただけで、
実はカスミとタケシがいない間にホウオウを追いかけていたパターン!
(かなり無理がありますが・・・)
ifの世界が有力だと思われますが、私は後者であると信じたいっ。
だってマコトもソウジもいいキャラだったし。。。
カッ、カスミとタケシは実家に帰ってたのかな・・・?(汗)
それでも原作には忠実!
世界観や時系列に不思議はのこるものの、
ポケモンとの出会いや別れなどは原作アニメと同じように作られていました。
バタフリーは恋人を見つけ、バタフリーの群れと南へ向かうためにサトシとはおさらばした点。
どちらも感動的なシーンでしたが、どちらも原作アニメからきています。
進化するタイミングやゲットの仕方が違うなどの意見はありますが、
大まかにみると、「総集編」と言えるストーリーになっていると思います。
サトシの初期の旅の重要点をまとめたうえ、
新たにホウオウを追う旅を描いた映画なので、
古いポケモンと新しいポケモンをうまく融合できてたと思います!
実際、一緒に映画を見に行ってくれたポケモンに詳しい弟も、
終わった瞬間「良かった。」とつぶやいていました。
DEMO...
ピカチュウがしゃべったのはさすがにビックリ( ゚Д゚)
ぶっちゃけポイント!
- ヒトカゲかわいい
- ライバル「弱いポケモンは捨てる」→サトシ激おこ→私(ぎくり・・・。)
- ロケット団、今回は本当になにもしてないww
- ピカチュウの初期の小生意気さが見れて良かった!
- サトシ、一瞬死んだの?え??
- DS持っていくの忘れたからマーシャドーもらえなかった(TT)
- ガチのポケモンオタの反応が気になる。。(納得できない人も??)
ポケモンGO、32レべになりました。(私も結構ガチめのオタ)
直木賞「蜜蜂と遠雷」の感想!文章からピアノが聞こえる本
もともと本を読む量は多くない方でしたが
最近まわりの人に影響されて、本に触れている時間が急激にアップしました!!
「本を読んでる私、なんか知的♪」とかチラッと思ったことは周りに黙っておきます!
ブログ、第一弾は恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」
初級の私にとって500ページはけっこう長編でしたが、かなり読みやすかったです。
(ゆっくり楽しく読めました♪)
4人の主人公が国際ピアノコンクールを勝ち進んでいくお話です。
登場人物
家にピアノもないし演奏歴もないのに、伝説のピアニスト、ユウジ=ホフマンに指導され推薦された風間塵。
かつて天才少女と呼ばれていたが13歳で母の死をきっかけに「消えた少女」となった栄伝亜夜。
図抜けた天才少年ではなかったが、練習量では劣らない28歳サラリーマン、高島明石。
もっとも人気かつ実力のある優勝候補、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール。幼少期の「アーちゃん」との出会いをきっかけにピアノを始める!
主人公たち4人のバックグラウンドを見るだけでもワクワクが止まらない!
やはり感情移入するのはリーマンの高島明石。
「天才」だらけの会場で「普通」の彼が(といっても雲の上の存在ですが笑)、
もがき続ける姿は応援したくなること必至!
わき役も捨てられない。
私の一押しはステージマネージャーの田久保。
演奏者を全力でサポートし、ステージへ送り出す仕事のベテラン。
最前の「出番です。」が言えるように努力する彼に感動しました・・・!
「蜜蜂と遠雷」のぶっちゃけポイント
- 本当に、文章から音楽が聞こえた(ような気がしてる)。
- マサルみたいにイケメンで性格よくて運動出来てピアノできる人いる!?(会いたい)
- 最後のページのコンクール結果を見たくなる誘惑と何回も戦った。
- ジェニファ・チャン(嫌われキャラ!?)私好き。
- よく8時間も9時間も座ってピアノ聞いてられるなぁ。笑
- なぜか、風間塵には花も追求してってほしい。
- 風間塵は「災厄」ではなく「ギフト」。
- 亜夜とマサルの関係(幼馴染恋愛♪)もいいけど、亜夜と風間塵のお互いを成長させる関係もたまらなかった。
- 天才ってこういうことだよなぁ。
- ナサニエルと三枝子、結局より戻すんかーい笑
こうして見るとツッコミどころ満載でした。
語彙力も文章力もないですが、読書のモチベーション上げの自己満なので
優しい気持ちで読んでくれると嬉しいです(人''▽`)