東野圭吾「聖女の救済」の感想!執念から生まれた完全犯罪
久々に東野圭吾の本を読みました!
読んだ人用感想(ネタバレ)
「女」って題名に入ってるだけでドロドロしたイメージを持っていましたが、
意外とそうでもなかったです。(私だけかな??)
確かに、恋愛なり不倫なりストーリー上出てきましたが・・・
サバサバしたキャラが多かったからかな?
子供ができない女とはすぐに別れる、真柴義孝。
そして、「私を捨てるときがあなたの最後よ」なスタンスの彩音。
いつでも殺せる状況を作って、1年間夫が死なないように見張ってるなんて!!!
「ありえない・・・」と研究者の湯川が言っていたように、
1年間人を浄水器に近づけないようにするのは
相当の執念がないとできないこと。。
完全犯罪を見破られてしまった彩音がこの後どうなるのか気になります(´∀`;)
昨日たまたま見てたドラマで、
「人間は死ぬ気になればたいていのことは出きるんだよ!!」って叫ぶシーンがありましたが、やっぱりそうなんでしょうか。
彩音の執念といい、ドラマといい、どちらもフィクションですが
現実にもやり遂げる人はいるもんなぁと思いました。
私は、何かを死ぬ気でやってる人が羨ましい。。。
いつか私も「何か」を見つけられることを願ってます(人殺し以外で!!)
もうひとつ(多分誰もが)気になったのは、容疑者の彩音に恋してしまう刑事、草彅!
前半は「捜査で感情に左右されちゃだめでしょぉぉぉ」って思ったし、
女性目線で捜査を進める、新人女性刑事の薫への偏見と差別があったのでモヤモヤしました!が、
後半を進めるにつれて、草彅刑事はしっかりと仕事をしてたし、薫も思い込みが過ぎたことでモヤモヤは消えました。
東野圭吾は本当に事件と恋愛を絡めるのが本当に上手です。。。
そして、いろんな考え方の人がいるんだ~と毎回思います。
それと、私が一生考えても思いつかないようなトリック!!!
感動します( ;∀;)
近いうちに東野圭吾もう1冊読もうかな♪♪♪