王道の推理小説!原作「そして誰もいなくなった」の感想

ついにKindleが届いて、必要以上に持ち歩いてるえみちです(*'▽')

 

新品を買ったので夏休みの残金が危ないですが、そんなの関係ない!別腹だ!(別金?)

 

そして誰もいなくなった (クリスティー文庫)
 

 

 

 そんなKindleで読んだ第一冊目が、「そして誰もいなくなった」です。王道の推理小説家、アガサ・クリスティさんの代表作だと聞いていたので、ずっと読みたいと思ってました。(BOOKOFFで探したこともありましたがなかなか見つかりませんでした、、)

 

 

今回は読んでみて個人的に良かった点&悪かった点と、感想をまとめます!

 

 

良かったところ

  • 読みやすい。ストーリーがだいたい、ひとり殺される→過去の話→推理、という風に段階的なので、途中で読み止まっても戻ってきやすい。
  • 純粋に続きが気になる。次はだれがどう殺される!?
  • 最後まで犯人が分からない。(私にとってはいいことです)
  • 読み終わったらスッキリする!種明かしも入ってるのでモヤモヤしません。

 

悪かったところ

  • カタカナの名前を覚えるのが大変。登場人物紹介ページにしおりが必要なくらいよく戻りました。(せっかく名前覚えたのに名字も使い始める( ゚Д゚)!)
  • シンプルすぎる?スッキリしすぎてちょっとは後味が欲しいという方もいるかもしれません。
  • 感情移入しにくい

 

 

 

まだ読むかを悩んでるという人は、この辺をぜひ考慮してみてください!

 

 

 

 

読んだ人用感想(ネタバレ注意!)

 

 

 

 

 

 

 

 

感想

 

シンプルなのは人の好みによって良いとも悪いとも言えますが、個人的には、シンプル過ぎかな?という印象を受けました。

 

トリックが大胆で、淡々とストーリーが進んでくので読みやすいですが、裏を返すと淡々としすぎで感情移入がしづらかったです。

 

例えば、最愛の妻が死んだのに仕事を続けるロンバード。彼に限らず、みんな人の死にあまりショックを受けていないようでした。

 

また、トリックも上手くいきすぎではないかという印象。

ヴェラ・クレイソーンが最後に首を吊って死ぬ「はず」という憶測も(実際に吊りましたが)完璧ではないし、

ウォーグレイヴ判事が死んだふりをするのも、いくら医者がいないからと言っても、身体を調べない「はず」と決めるのはかなり危なっかしい。

誰も見ていないスキに青酸カリを飲み物に入れるのも、10人部屋にいる状態では難しいのでは・・・!?

 

小説だからと言われてしまえばそれまでですが!

 

しかし先ほども述べた通り、淡々としていて読みやすい。実際、読んでいる最中は楽しくてしょうがなかったです。

 

 

現実味がなくてもいいから推理を楽しみたい!という方が好きな本だと思います。